きゅうりに白いカビ?外側の粉・断面・液体が中から出てくる場合も要チェック!

きゅうりが白くなっている場合はカビなのか?

もしカビならどんな状態で、食べることはできるのか?ということについてまとめました☆

  • 外側(きゅうりの表面)が粉っぽくなっている場合
  • 断面が白くなっている場合
  • 白い液体が中から出てぬるぬるする場合
  • きゅうりをこすり合わせると白い泡が出てくる

について詳しく説明しています。

腐ったきゅうりの見分け方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね^^

きゅうりに白カビが生えたら食べられる?

きゅうりに白カビが生えてしまうことはあります。

土や汚れがついたまま保存してしまった、または水気をきちんと拭き取らないままにしてしまった場合、カビが生えることがあります。

 

カビが生えてしまったきゅうりは食べられません。

加熱すれば問題ないとか、表面だけ除けば大丈夫という意見もみかけますが絶対に食べるのは避けましょう。

 

カビが生えているのは表面だけと思っても、菌が中まで繁殖していることがあるのです。

食べてしまったら体調を崩す恐れもあるので、食べないように注意してください。

きゅうりの外側の粉は【ブルーム】だよ

きゅうりの外側につく白い粉は「ブルーム」と呼ばれるものです。

この物質には、野菜や果物の表面に現れるもので、病気から実を守ったり水分蒸発を防いだりする役割があります。

なので、新鮮なきゅうりにはこのブルームが発生するのです。

このブルームを農薬と勘違いしてしまう人が多くいたため、今ではブルームのついていないきゅうりが主流になってしまいました。

 

 

しかし、これはきゅうりの鮮度を保つための物質であるので、人体に害はなく、逆にブルームがついているきゅうりのほうがおいしいと感じることも多くあります。

 

 

きゅうりの断面が粉っぽく白い場合

きゅうりを切ったとき、断面が白くなっていても食べることはできます。

この白くなっている状態は、きゅうりから水分が抜けてきている状態です。

新鮮なきゅうりの断面は黄緑色で、食感もシャキシャキとしています。

 

しかし、白っぽくなったきゅうりはシャキシャキとした食感が失われており、きゅうり特有の香りもありません。

味も渋みを感じたりすることがあり、程度がひどい場合は食べることが難しい場合もあります。

 

ですので、食べられることは食べられるのですが、あまり生食には向きません。

食べるのならばサラダなどではなく、炒めたり漬物にすることをおすすめします。

 

きゅうりから白い液体が出てくる時は食べられません

きゅうりから白い液体が出てくる場合、それはきゅうりが腐っている状況です。

 

きゅうりは傷むとまずやわらかく、ブヨブヨとしてきます。

次にぬるぬるとぬめりが出始め、そして白い液体が出てきます。

 

この白い液体が出てきたきゅうりはかなり腐敗が進行している状態です。

食べてしまうと下痢や嘔吐といった症状が出ることがあります。

こうなったきゅうりは、液体が出ていないところを取り除いたり加熱したとしても危険です。

絶対に食べないようにしましょう。

きゅうりの断面同士をこすると白い泡状の液が出る

きゅうりを切って断面と断面をこすり合わせたことはありますか?

こすっていると、ほどなくして白い泡のようなものが出てきます。

 

この白い泡状の液を出すのは「苦味を取り除くため」です。

この白い物質は有機化合物ククルビタシンと呼ばれる物質です。

 

きゅうり同士をこすり合わせることで、きゅうりの皮の下にある維管束が破壊され、中にあるククルビタシンが液体となって出てくると言われています。

また、このククルビタシンの中に含まれるサポニンという物質には石鹸のように泡をたてる属性があります。

そのため、きゅうりをこすると白い液状の泡が出るのです。

また、この物質は苦味や渋味の原因となっています。

この物質はきゅうりの表面や皮の部分に多く含まれていますので、きゅうり同士をこすることで苦味が抑えられるという仕組みになっているのです。

 

腐ったきゅうりの特徴

きゅうりは腐ると以下のような変化が現れます。

  • 鼻をつくような異臭がする
  • 白い液体が出る
  • 白いカビが表面に生えている
  • 持つと柔らかく中身もゼラチンのようにブニョブニョしている
  • 糸を引いている
  • ヌメリが出る
  • 切った断面が黄色、もしくは茶色に変色している

 

このような変化があった場合、それはきゅうりが腐っているという証拠です。

こういった変化はきゅうりのヘタ付近から起こることが多いので、判断の際はヘタ近くから見てみると良いでしょう。

 

腐っているかは、①見た目 ②手に持ったときの感触 ③臭いをかぐ ④切って断面を調べる

という順番で確認すると判断しやすいと思います。

 

どうしてもわからない場合は食べてみるという方法もあります。

ですが明らかに腐っている場合は、上の4つもわかりやすいと思います。

わかりづらい場合はそんなに傷んでいないという可能性が高そうですね^^

きゅうりの賞味期限

きゅうりの賞味期限は保存環境によって変わります。

低い温度で保存されると低温障害を起こし、すぐに腐ってしまいます。

低温障害についてはこちらの記事も参考にどうぞ。

 

ですので、買ってきたきゅうりをそのまま野菜室に入れたり、冷蔵庫の衛生環境が悪かったりすると3~4日でダメになってしまいます。

きゅうりは10~13度くらいの温度が保存に適していると言われています。

なので、冬場など気温が上がらない日は常温で保存するのがおすすめです。

新聞紙などで包み、縦にして保存することで5,6日は持ちます。

 

 きゅうりが長持ちする方法

きゅうりを日持ちさせるためにはヘタを上にして立てた状態で保存することが大切です。

きゅうりは縦に伸びる野菜なので、保存のときにも縦にすることで長持ちします。

上を切り取った牛乳パックや高さのあるコップなどをつかってきゅうりを入れると、倒れる心配がなく便利ですよ。

保存の際は水気や汚れをしっかり落とし、キッチンペーパーなどで1本ずつ丁寧に包みましょう。

更にポリ袋に入れて保存すると1週間ほどは持ちます。

また、きゅうりを冷凍保存するという方法もあります。

 

冷凍保存のやり方

まずきゅうりを輪切りにして塩を軽くふり、水分を出します。

5分ほどおいて水気をしぼり、ジップロックやフリーザーバッグ、保存容器に入れて冷凍庫に入れます。

この方法だと、きゅうりは一ヶ月ほど日持ちします。

 

あとがき

きゅうりが白い場合、カビや白い液体が出てくることも含め、きゅうりが良い状態ではないことのサインであることがわかりましたね。

新鮮なきゅうりはイボイボがチクチクするほど尖っていますし、中は黄緑色でみずみずしくなっています。

鮮度が落ちやすい野菜ですから、たくさんおうちにある時は早めに漬物か冷凍保存すると良いですね^^

スーパーや八百屋さんでおいしいきゅうりを選びたい時には、こちらも参考にどうぞ☆

 

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