白菜に現れる謎の黒い斑点・・・
カビか虫食いかはたまた・・・
と、心配される方もいると思いますが、これは「ごま症」という生理現象。
安心して食べることができます。
今回はそんなごま症についての詳しいお話と、傷んでいる時の見分け方などご紹介します。
白菜の黒い斑点はごま症です
【白菜の黒い点々は?】
白菜を切った時に出てくる黒い点々は
「ゴマ症」といって低温などストレスにさらされた時にできるポリフェノールの塊。なので、健康には何ら問題ありません。
黒い点々が多いからとクレームや返品が多いそう。… pic.twitter.com/gZDh0LQEvT— 吉澤 宏平@東洋はり灸院 大津石山院 (@yoshizawa_kohei) February 16, 2024
白菜に現れる黒い斑点は見た目の通り「ごま症」という名前で、生育時のストレスによって発生します。
ですので、虫に食べられた訳じゃないし、古いわけでもありません。
ここでいうストレスとは、激しい雨にさらされたり、収穫が早かった(遅かった)、栄養過多(肥料が多い)などです。
本当にちょっとしたことで現れる生理現象で、黒い斑点の成分もポリフェノールの一種なため、安心して食べることができます。
「冷蔵庫で保存していると斑点が増える」という人もいるようです。
私は経験がないのですが、もしかしたら温度の関係で発生するのかもしれませんね。
離乳食にも安心して使えます
「ごま症」の白菜は普通の白菜と同じように食べられるので、もちろん離乳食にも使えます。
良く煮込んだ白菜はとろとろなので、離乳食にはぴったりですね。
繊維があるので、初期は葉先から食べさせて、後期になってから芯部分を食べさせると良いでしょう。
外の葉は固いので、黄色い柔らかい葉の葉先がおすすめですよ。
生の白菜は2〜3歳になると食べることができます。
サラダにして楽しむこともできますね。
断面の黒ずみは痛んでいる
同じ黒でも、斑点ではなくて、白菜の断面が黒や茶色になってしまうことがあります。
白菜に限らずですが、野菜の断面が空気に触れるとポリフェノールの酸化で変色します。
これは傷んでいるわけではないので、食べても大丈夫です。
ですが、もし葉自体が黒や茶色になっている場合は、枯れたり、痛んでいるので食べないようにしましょう。
葉先が乾燥してカラカラになって茶色くなったり、葉や芯がとろけたような状態で変色している場合です。
このような状態になってしまった白菜は、残念ですが食べることはできません。
白菜が虫に食べられるとどうなるか
これは栽培する際のお話になりますが、白菜は虫に食われやすいです。
というか、葉物野菜は虫だの鳥だの、対策が大変です。
一度チンゲンサイの再生栽培をベランダでしたことがあるのですが、
数日後の朝、鳥の鳴き声がうるさくて目を覚ましたら、きれいに食べられていました(泣
ネットかけても穴にくちばしを入れて食べたりするので、もうお手上げ状態(笑
再生栽培はすぐ諦めました;
さて、本題に戻りますが。
虫が食べた白菜の葉は、一見して分かるくらい虫食い状態になります。
穴がたくさん空いているのでわかりやすいですね。
白菜を食べる虫は
- ハイマダラノメイガ
- コナガ
- カブラハバチ
- ヨトウムシ
- アブラムシ
- アオムシ
- ハクサイダニ
- ハムシ類
と、結構種類も多いです。
特にハムシは茎や根、蕾なども食べてしまうので、恐ろしいですね。
薬剤や雑草の手入れなど、手をかけて農家さんも育ててらっしゃるようです。
家庭菜園で白菜を育てよう!と思っている方は、ぜひ気をつけてくださいね。
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