にんにくといえば、パスタなどの風味付けに使ったり、すりおろして薬味に使ったりなど、幅広く使うことができる、素晴らしい野菜ですね^^
でも、意外と使い切るのが難しかったりします。
購入したのはいいものの、いつの間にか冷蔵庫の奥でカビてしまっているなんていうこともあると思います。
そこで今回はそんなにんにくのカビについて、説明していきます。
白・黒・緑の色別のカビの違いや、根や皮にだけカビが生えた場合は食べられるのかもまとめたので、参考にしてみてくださいね。
にんにくにカビが生える原因とは
まずは、どんな状態だとにんにくにカビが生えやすいかについて、説明します。
にんにくには、生にんにくと、乾燥にんにくの、2つの種類が、販売されています。
生にんにくは、茎がついた状態で売られており、表面が綺麗な白色をしています。対して乾燥にんにくは、茎が切り取られた状態で売られており、表面は茶色で、パリパリとしています。
生にんにくは生というだけあって、足が早くどんどん鮮度が下がっていきます。
つまり、それだけカビやすいということですね。
正しい保存方法をとっていても、
日を追うごとにカビてしまう可能性が高まるので、注意が必要です。
一方乾燥にんにくは、乾燥させて、水分を飛ばした状態なのです。
ただ収穫後に、その乾燥が十分じゃなかった場合、常温で保存中に湿気が溜まってしまった場合などに、カビが生えやすくなります。
まとめると、カビが生えやすい状態は、湿気が多い状態ということですね。
特に、生にんにくは、乾燥にんにくよりもカビが生えやすいので、気をつけましょう。
白・黒・緑の色別のカビについて
にんにくのカビには、白色、黒色、緑色の3種類があります。
それぞれの色で、危険性が変わってくるので、よく理解しておきましょう。
まず、白色のカビですが、ふわふわとした綿状のものになっています。
菌糸が伸びていて、見た目は、たんぽぽの綿に似ています。
また、同じ白色でも、斑点粉状のカビも見られる場合があるようです。
次に、黒色のカビです。
黒色のカビは、ススのようになっていたり、黒くへこんでいることが多いです。
黒色のカビは、アレルギーを引き起こす、悪質なものになっているので、注意が必要です。
最後に、緑色のカビについてです。
皮や実の一部に、緑色の粉状のものが付いていた場合は、緑色のカビの可能性があります。
緑色のカビはマイコトキシンという毒性の高いものもあるので、その他の2つよりも、さらに注意が必要になってきます。
以上のように、3つの種類のカビのうち、特に黒色と、緑色のカビは要注意ということです。
アレルギーを引き起こす可能性があったり、毒性を持っている場合があるので、色による違いを、よく覚えておきましょう。
根や皮に生えた場合は取れば食べられるの?
根や皮だけにカビが生えた場合、そこだけ食べられるかどうかについて説明します。
基本的にカビが生えたにんにくは、食べない方が良いです。
もし見かけた場合は、他のものに移る可能性もあるため、捨ててしまった方が賢明です。
どうしても捨てるのがもったいない、食べたいという場合は、
カビが生えている部分を取り除き、さらに高温で調理することで、毒素が減り食べることができると言われています。
煮る、焼くといった調理方法では不十分なので、揚げるのがおすすめです。
注意点としては、毒素はどんなに取り除いても高温で調理したとしても、完全に無くなることはありません。
そのため免疫力が低い方は、下痢や腹痛を起こす危険性が高いのです。
寝不足気味のとき、疲労が溜まっているときは、食べることを避けた方がよいでしょう。
味の変化について
カビが生えてしまったにんにくは、基本的には傷みかかっている、もしくは傷んでいる状態です。
本来の味や風味といったものは、通常のものと比べ、落ちてしまっていると言えるでしょう。
ただし1つ、色が変化してしまった場合でも、特に味や風味は変わらない場合もあります。
それはすりおろしたり、醤油漬けや酢漬けにしたにんにくが、化学反応を起こした場合です。
この場合、にんにくが青や緑色に変化します。
この場合はカビが生えているわけでなく、化学反応の結果色が変わっただけなので、味が変わるということはありません。
また時間をおくことで、色の変化も元に戻ります。
まとめると、カビが生えたにんにくは
- 味や風味が落ちている
- すりおろしたり、醤油漬けや酢漬けによって化学反応が起こり変色した場合は味の変化はない
ということです^^
にんにくの正しい保存方法
それではカビを防ぐためにも、にんにくの正しい保存方法について説明します。
カビの原因は、主に湿気が原因であるため、湿気が溜まらないようにするが一番です。
にんにくを購入したときはネットで包まれていることが多いので、
冬などなら包んだまま、常温で高いところに吊るしておくとよいでしょう。
また夏などの多湿のときは、冷蔵庫で新聞紙にくるんで保存しておくとよいです。
匂いが気になる場合は、さらにその上から、ポリ袋に入れるとよいでしょう。
スライスしたり、調理したにんにくはラップをして保存しましょう。
ただしこの場合は、痛みやすいのでなるべく早く食べるようにしましょう。
すりおろしたにんにくの場合も同様に、ラップをして保存します。
色を変化させたくない場合は、レモン汁などを数滴垂らしておくと、変化を防ぐことができます。
なかなか使い切ることが難しいにんにく。
正しい保存方法や、カビの種類、特徴、食べるときの注意点など、しっかり理解して適切に対処しましょう。
あとがき
にんにくはわが家も大好きで良く食べています☆
スタミナ食材としても知られているので、夏バテしそうな時期には登場頻度が増えますねえ^^
ですが湿気の多い時期はにんにくだけでなく様々な食材に注意が必要なので、保存方法に気をつけたり、なるべく早く食べきってムダのないようにしましょう。
にんにくの再生栽培もしています!気になる方はこちらもチェックして見てください。
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