れんこんに黒い斑点ができたり、穴などが黒くなってしまうことがありますよね。
もしかしたらスーパーや八百屋さんで売られている時に、すでに黒いこともあるかもしれません。
実はこれはカビではなく、まだ食べられるんですよ^^
今回はこういったれんこんの変色についてまとめました。
れんこんが黒くなってしまう原因や、その変色を防止する方法はあるのか。
またお料理の際にれんこんを茹でると黒くなってしまうのはなぜなのか、こちらの対処法もあわせて紹介しているので、参考にしてくださいね^^
Contents
れんこんに黒い斑点!なぜできるのか原因は?
れんこんは本来、皮はきれいなベージュで、中は少し黄色がかった白色です。
れんこんの皮部分には時々黒い斑点がみられます。
これはれんこんが育った土の質や、台風など気候の影響で茎部分が倒れた場合にできるものです。
れんこんの中身が褐色化するのは、れんこんが育つ過程でできた黒シブです。
また収穫過程に手が何度も触れてできた手擦れによることも大きな理由です。
れんこんの断面、そしてれんこんの穴の中が茶色、そして、黒色へと変色することもよくあります。
この褐色化は、れんこんに含まれるタンニンというポリフェノールの一種やでんぷんが、空気中の酸素に反応しておこるものです。
いずれにしても、れんこんそのものの質や身体への害はまったくありませんので、心配しないでくださいね^^
黒くなるのはカビではありません
れんこんを切った際に、少し黒ずんでいる場合には、その黒ずみはれんこんが育つ過程や収穫の過程でできてしまう黒シブの可能性が高いです。
切ったれんこんが数日をかけてだんだんと黒くなってくるのは、れんこんに含まれるタンニンというポリフェノールが酸化するためです。
このいずれも、れんこん自体に問題があるわけではなく、身体への害もないので、これらの場合には安心して調理をし、食べることができます。
けれども、れんこんそのものの鮮度が落ち、白いカビが生えたり、腐っていたりする場合には要注意です。
- 異臭がする
- 表面がぬるぬるする
- やわらかくなってしまっている
- どろっとしている
上記のような場合には、れんこんが傷んでいる可能性があります。
またれんこんの皮、切り口、中身までもが黒く変色し、食べたときににがみがあるような場合も、食べずにきちんと処分したほうが安全です。
黒いれんこんは食べられます
数日かけて断面が段々と黒く変色した場合には、食べても特に問題ありません。
なぜならこの変色は「酸化」によるものだからです。
れんこんに含まれるタンニンというポリフェノールの一種が空気中の酸素と結びつく現象です。
これは身体にはまったく害を及ぼしません。
たとえば、りんごも切ったまま放置しておくと、褐色化しますね。
これと同じ現象がれんこんにも起こるというわけです。
酸化による変色が気になる場合
その部分を切ってから使用する方法と
みじん切りにして、カレーや餃子などの見た目が気にならない料理に使う方法もありますよ。
れんこんの変色を防止する方法
れんこんが黒くなるのを防ぐには、あく抜きをきちんとすることが大切です。
<やり方>
5分から10分ほど、酢水、もしくはレモン水につけるのが一般的です。
水1リットルに対して、お酢は小さじ1くらいの割合がよいでしょう。
酢水につけると、でんぷんの働きも止まり、よりしゃきっとした食感になり、色も白くなります。
お酢の量はお好みでもっと増やしても良いですが、お酢がきついとれんこんにお酢の味が移るので気をつけましょう。
お酢がニガテだったり味が移ってしまうのが嫌な場合は、酢水ほどの効果はありませんが、お水に浸してから軽くこすり洗いをすることで、れんこんの変色を防ぐこともできます。
お水にひたすあく抜きの場合には、ほっくりとした食感を残すことができるので、煮物にはこの方法がおすすめです。
料理の時に黒くなってしまう変色の原因は?
れんこんを調理したときに黒く変色してしまうのは、「酸化」によるものです。
これはれんこんに含まれるポリフェノールの一種「タンニン」が、空気中の酸素に反応してしまうことが原因です。
れんこんをあく抜きせず調理をすると、切り口から出たタンニンが空気に触れ、酸化を起こします。
またタンニンは、鉄分に触れても黒く変色します。
例えば鉄の包丁を使ってれんこんを切れば、包丁の鉄分とれんこんのタンニンが反応して、変色を起こします。
それと鉄のフライパンやおなべを使っても同じことが起こるんですね。
なので、れんこんを調理するときには
- あく抜きをきちんとすること
- 鉄の調理器具は避けるようにする
というのがポイントになります^^
料理の際の黒い変色を防ぐ方法
れんこん料理の変色を防ぐためには、下ごしらえをきちんと行うことがとても大切です。
- 5分から10分ほど酢水にひたす。
- または水にひたしてからこすり洗いをする
など、繰り返しになりますが、ひと手間を加えることで変色を防ぐことができます。
また、鉄製の包丁やフライパンや、おなべでの調理も避けましょう。
代わりにホーローやアルミの調理器具を使うのがオススメです。
そしてれんこんをゆでる時は、お酢を数滴加えることできれいに白くゆであがります。
味や身体への悪い影響がないにしても、見た目はきれいな方が食欲も増しますね^^
あとがき
れんこんは酢水につけるだけで本当に色がきれいになりますから、忘れずにひと手間加えてみてくださいね^^
酢水にさらさないで茹でた時は、黒いような紫色のような感じで、やっぱり汚い見た目になってしまいました><
きんぴらに使う時は、少し酢が強くてもきんぴらの味付けに合うのでオススメですよ。
私は夏だと少し酢を入れてきんぴらを作ります☆
体が欲するのか、家族にも好評です。
ぜひ試してみてくださいね^^
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