冷蔵庫で保存していたレタスの切り口が赤くなってしまい、食べられるのかと心配になることってありますよね?
実はそのレタス、食べられます^^
良く赤カビではないかと思う人もいるようですが、カビではないのでご安心ください。
ではその赤くなる正体は何なのか、なぜ赤くなるのかを説明していきますね。
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レタスの切り口が赤くなるのはなぜなのか
レタスに含まれるポリフェノールの色素が、空気中に含まれる酸素に触れることで酸化して赤く変色していきます。
ポリフェノールというと赤ワインに含まれているものと同じものです。
空気に触れたところから色が変わっていくため、切り口やちぎった断面、レタスの外側などから赤く変色しやすくなっているのです。
また、切り口が赤く変色するのはレタスが外的から身を守ろうとしている自然現象でもあり、みかたを変えるとまだレタスに水分が残っていて細胞が生きているという証拠としても受けとれます。
この変色のことを「褐変」と呼びます。
褐変とは、ナスやジャガイモなど切ってしばらく置いておくと色が茶色く変化することで、レタスの赤くなる原因もこの褐変と同じ現象です。
赤くなったレタスは食べられます
ちぎってサラダとして使うために冷蔵庫に入れておくと、1日〜2日目で切り口部分は赤く変色してしまいます。
見た目もあまり良いものではなく、食べても大丈夫なのだろうかと不安に思うこともありますよね。
赤く変色するのはレタス自体が持つ防御反応みたいなものなので食べても、味に問題はなく身体にも害はありません。
若干見た目と食感が悪いだけです。
むしろ、赤く変色していることでレタス自体にまだ水分がある状態だと判断ができるため、そのまま食べることが可能です。
どうしても見た目がダメな人は、赤い部分だけをちぎり捨てて、まだ変色していない部分を食べるようにしましょう。
赤カビではありません
赤く変色しているのを見て赤カビが生えたと言う人が多いですが、正確に言うとカビではなく変色です。
野菜や果物によくある切ったまま放置したら茶色や紫色に変色していく、褐変と呼ばれる色が変色する自然現象なためカビではありません。
むしろこの赤い変色がないとレタス自体の水分がなく脱水症状に近い状態のため、白いままだと2〜3日で食べられない黒いカビが生えてきてしまいます。
こうなると食べられなくなるため、赤い変色のうちに食べきる目安をつけておいた方がいいです。
レタスが赤くなるのを防ぐ方法とは
切り口やちぎったところからポリフェノールの一種が含まれる白い汁。
これがラクツアニウムと呼ばれる液体で、空気中の酸素に触れるとポリフェノールが生成されます。
赤く変色するため変色させないようにするには、切り口の白い汁をきれいに洗い流し水分をしっかり拭き取り、空気に触れさせないようにラップをします。
そしてその上から、ジップロックやビニール袋に入れて空気に触れさせないようにすると変色を防げます。
他にも、タッパに水を入れ切り口を浸し空気に触れないようにする方法もあります。
少し前に話題となった野菜を50度のお湯で洗うという方法もあります。
熱にさらすことでちぎるショックから気をそらし変色を忘れさせるというものです。
お湯につけることで細胞が活性化しシャキシャキ感が増すというと嬉しい効果もあります。
レタスが長持ちする保存方法
レタスは包丁を使うと切断面からどんどん痛みが早くなってしまいます。
そのため面倒でも1枚1枚はいで使うのが良いですよ☆
濡れた新聞紙やキッチンペーパーにくるむと1週間ほど長持ちします。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね☆
レタス の見分け方・選び方のコツ【重さは軽いと鮮度が良い!種類についても】
傷んだレタスの特徴とは
傷んだレタスの状態でギリギリまだ食べられるのは、葉っぱの一部や切り口あたりがピンク色に変色している状態で、変色部分を取れば食べられます。
ですが、ピンク色の状態から放置したままにしておくと、変色が進み茶色くなっていき最終的には黒く葉っぱが溶けて異臭がします。
傷みすぎて食べられない状態となると、レタスから汁が出てきて、ヌルヌルしている状態となり腐敗特有の異臭がします。
見た目も赤やピンクの変色から、全体的に茶色や黒に変色したようになります。
レタスの保存期限は、長く持って大体1週間から2週間ほどです。
茶色く変色したのを確認してからもう少し保存を伸ばすには、傷んでいる部分を切り落とした方が保存期間が若干伸びます。
あとがき
赤くなったレタスもちゃんと食べられるということで、ひと安心ですね。
レタスは冷凍保存もしづらいですし、サラダとして食べるにはしゃきっとしているうちに早めに食べたいものですね。
もしたくさん買って使い切れないかも・・・という時には、レタスしゃぶしゃぶもオススメです^^
豚肉などと一緒にしゃぶしゃぶして食べるととってもおいしいですよ☆
ぜひ試してみてくださいね。
おいしいレタスの見分け方・選び方はこちらも記事もどうぞ
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