【緑のじゃがいもの食べ方】皮のむき方や加熱は?スーパーで返品はできるのか

時折見かけることもある緑のじゃがいも

普通のじゃがいもにうっすら黄緑色がかったようなものもありますが、実はこの緑のじゃがいもには毒があるんです!

でもそんな緑のじゃがいもも、きちんとした方法で処理すれば食べることができます。

皮のむき方や、加熱すれば毒は消えるのかなど、これから気になることを説明していきますね。

またスーパーで購入したじゃがいもが緑色をしていた場合は返品できるのかについても紹介していますので、参考にしてください☆

緑のじゃがいもには毒が!食べるとどうなる?

冷暗所に保存せず、光があたって緑色になった皮やジャガイモの芽、その根元には、天然毒素であるソラニンやチャコニンという毒素の一種が含まれています。

これらを取りすぎると、食中毒の症状を起こします。

 

具体的な症状としては、緑色のじゃがいもを摂取して2~24時間以内に嘔吐・下痢・頭痛などが2日から、最大4日程度続きます。

他にも症例としては、痙攣・発熱・皮膚乾燥・不整脈・血圧上昇などが症状などにあげられます。

 

これらの症状は通常一過性で終わりますが、重症化すると腎不全・高血糖・循環障害・幻覚・昏睡などの症状が現れることもあります。

ただし、摂取して24時間を経過して生存していれば、毒の排出速度自体は早いため予後は良好なことが多いようです。

緑色のじゃがいもは食べられるの?

基本的に緑色になってしまったじゃがいもは食べない方が良いです。

特に皮が緑色になってしまっている物は危険です。

実が緑色のものに比べて、ソラニンやチャコニンの含有量が約22倍になると言われています。

そのため、もし食べることになったとしても皮の部分は避けて食べなければいけません。

ちなみにじゃがいもの芽の部分は、緑色になった皮の部分よりもソラニンやチャコニンが多く含まれているので、この部分も絶対に食べてはいけません。

 

緑色のじゃがいもの皮のむき方

緑色のじゃがいもを食べる時の注意点

  1. じゃがいもの芽の部分とその周辺、緑色の部分はすべて取り除きましょう。
  2. 緑色にはまだなっていない部分の皮もすべて向きましょう。
  3. 実際に食べてみた際に、苦み・えぐみを感じたら食べるのを中止しましょう。

皮だけが緑の場合はポイントの1つ目と2つ目を特に意識しながら調理をしてみてください。

中だけが緑色のの場合はポイントの3つ目に注意し、いもの一部をふかし、少し食べた段階で苦みやえぐみを感じたら、食べるのを中止してください。

両方が緑の場合はポイントの1から3全てに注意して調理をしましょう。

加熱すれば毒は消えるのか

先ほども説明した通り、ソラニンは水溶性のため、水やお湯にいれることで一部は毒素が流れ出ますが、例え過熱をしたとしても毒素は減りません。

そのため毒素を消すためにはかならず、皮や芽を取り除いたり、少し食べて苦みやえぐみがないかのチェックを実施しましょう。

また、ソラニンやチャコニンに関してはたとえ皮が緑色になっていなかったとしても、成長が未熟な小さなじゃがいもや、収穫時に傷がついてしまったじゃがいもにも多く含まれる傾向があります。

そのため、そういったじゃがいもを食べる際も、過熱をした段階で一度味見をしてみて、苦みやえぐみが強くないかチェックをすることで、不要な食中毒を防ぐことが可能になると思います。

 

なぜじゃがいもは緑色になるのか

じゃがいもが緑色になる原因としてまずあげられるのは、イモに光(日光・蛍光灯)があたることです。

スーパーや八百屋さんなどで、外で売られているじゃがいもをよく見かけますが、そういったじゃがいもは注意が必要です。

また、販売時だけなく栽培の段階でもじゃがいもに光があたると緑色になってしまいます。

そのため、もし自家栽培でじゃがいもを育てる際は、必ず十分な肥料をまき、種イモと種イモとの間は30cm以上あけ、じゃがいもが地面の外に出ないように土寄せを行いましょう。

また、収穫が早すぎると無駄に日光に当てることになってしまうため、茎や葉の全体が黄色くなり、十分に大きくなったことを確認してから収穫することが必要です。

スーパーで買った緑のじゃがいものは返品できるのか?

スーパーでじゃがいもを購入する場合、そもそも見た目が緑色になっているものは購入しないように気を付けましょう。

しかし、中身が緑色になっているものは、購入時には見抜けません。

お店で買ってすぐ調理して緑だった場合はレシートを合わせてもっていけば返品してくれるお店もありますので、

必ずレシートをとっておきましょう。

ただし、購入してから日にちが経っていたり、レシートを捨ててしまったりした場合は返品が難しいことがあるので、どうしても不安な方は当日に1つ調理してみると良いと思います。

また、中身が緑色のじゃがいもを購入しないためにも、じゃがいもは小さいものではなく、熟した大きいサイズのものを購入するとこうしたトラブルに巻き込まれるリスクを減らすことができます。

あとがき

緑色のじゃがいもは結構頻繁に目にしていたイメージだったので、毒があると初めて知った時はかなり驚いた記憶があります^^;

もともと皮をきちんをむいて調理することがほとんどなので、何も被害はありませんでしたが、知識として知っておくのは大切ですよね。

じゃがいもの芽を食べてはいけないと知っていても、緑色のじゃがいもも毒があると知っている人は少ないかもしれません><

おいしいじゃがいもの見分け方・選び方については、こちらの記事も参考にどうぞ☆

 

 

 

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