豆苗の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方

野菜の価格が高騰した時に助けてくれるのが、この豆苗。

栄養価も高く安価で、料理もしやすく、おいしい。

切ったところからまた再生して、2度食べられるのも嬉しいですよね。

わが家でも炒め物にサラダに、活躍してくれています。

今回はそんな豆苗の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方をご紹介します。

豆苗の再生栽培についてはこちらもチェックしてみてくださいね。

 

 

由来と歴史

英名:pea sprout

仏名:germes de pois

学名:Pisum sativum

マメ科エンドウ属

原産地:中央アジア〜中近東

中国で中華料理に使われていた豆苗ですが、日本に入ってきたのは1970年代(日中国交復興後)になってからで、当時は中華料理店の高級食材でした。

しかし1995年ごろに水耕栽培が始まると、技術の進歩とともに一年を通して流通するようになり、身近な野菜へと変わりました。

手軽に食べられてリーズナブル、栄養価も高く、しかも簡単に再生栽培できる言うことなしの野菜です。

生でも加熱しても食べることができるので、調理がしやすい点も魅力ですね。

栄養とカロリー

<可食部100gあたり>

  • エネルギー 28kcal
  • 水分 90.9g
  • たんぱく質 3.8g
  • 炭水化物 2.3g

無機質

  • ナトリウム 7mg
  • カリウム 350mg
  • カルシウム 34mg
  • マグネシウム 22mg
  • リン 61mg
  • 鉄 1.0mg
  • 亜鉛 0.4mg
  • マンガン 1.11mg
  • ビタミンB1  0.24mg
  • ビタミンB2 0.27mg
  • 葉酸 91μg
  • ビタミンC 79mg
  • 食物繊維総量 3.3g

緑黄色野菜なのでカロテンやビタミン、葉酸など、栄養価がとても高いです。

骨の形成に関わるビタミンKも多いため、骨粗鬆症予防にも効果が期待できます。

かいわれ大根などと同じ、スプラウトと呼ばれる発芽野菜の仲間で、豆苗はキヌサヤやエンドウを発芽させたものです。

発芽野菜は成熟した野菜よりもはるかに栄養価が高く注目されています。

カロテンの効果を期待する場合は、油での調理が吸収を高めてくれるので炒め物がおすすめです。

お味噌汁なら油揚げと一緒に食べると良いですよ。

もちろんサラダとして食べてもおいしいです。

生だと簡単に食べることができるので、良かったらわが家のレシピもぜひご覧ください。

 

 

旬と産地

豆苗のおいしい時期

一年中

産地別

山梨県・・日本一の生産量を誇る豆苗の農場である村上農園がある。

保存方法

※水に浸したり凍らせた場合は、野菜の栄養の大半が失われることがありますので、できる限りすぐ食べるようにしましょう。

冷蔵・・・買ってきた袋のまま冷蔵保存の場合は、1、2日で食べ切るようにしましょう。根本2cmほど残してカットした豆苗をタッパーなどに入れて、浸るほどの水につけておくと、1週間程度日持ちします。水は毎日取り替えましょう。

冷凍・・・根本2cmほど残してカットした豆苗をジッパーつきの袋などに入れて冷凍庫で保存。2週間程度保存可能です。調理の際は凍ったまま炒め物やスープに使用することができます。歯応えが失われるので注意しましょう。

カットして残った部分は、根の部分だけ浸るように水につけておき、毎日水を取り替えると再生栽培することができますよ。

私もいつも育てており、詳しくはこちらの記事で紹介しています。

選び方・見分け方

  • 葉の緑が鮮やかでみずみずしいもの
  • 葉がきちんと開いていて、ピンとはっているもの
  • 茎が長いものなど、育ち過ぎてしまったものは固くなるので注意

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