みょうが(茗荷)の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方

独特の香りと苦味が料理の味わいを深くしてくれる茗荷(みょうが)。

薬味にはピッタリですし、天ぷらなどの揚げ物にすると苦味が和らいで食べやすいです。

甘酢漬けもよく見かけますね。

幼い頃は苦手でも、大人になるとそのおいしさにハマってしまう人も多いのではないでしょうか。

私も実はその一人で・・・子供の頃は大嫌いでしたが、今は見るとわくわくしてしまうほどです(笑

今回はそんなみょうが(茗荷)の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方をご紹介します。

由来と歴史

英名:Japanese ginge

仏名:gingembre du Japo

学名:Zingiber mioga

分類:ショウガ科ミョウガ属

原産地:アジア東部

みょうがの歴史は古く、3世紀に書かれた「魏志倭人伝」にも「襄荷(じょうか)」という名前で登場しています。

卑弥呼のいた時代から食べられていたのかもしれませんね。

他にも奈良県東大寺正倉院に保管されていた「正倉院文書」にも記載が残っているようです。

日本を含む東アジア原産で各地に自制していますが、食用とするのは日本のみです。

栽培も日本のみで行われ、東京にある茗荷谷という地名は、江戸時代に牛込早稲田から小石川まで広がる茗荷の畑を見下ろす谷であったことに由来しています。

栄養とカロリー

<可食部100gあたり>

  • エネルギー 12kcal
  • 水分 95.6g
  • たんぱく質 0.9g
  • 炭水化物 2.6g

無機質

  • ナトリウム 1mg
  • カリウム 210mg
  • カルシウム 25mg
  • マグネシウム 30mg
  • リン 12mg
  • 鉄 0.5mg
  • 亜鉛 0.4mg
  • マンガン 1.17mg
  • ビタミンB1  0.05mg
  • ビタミンB2 0.05mg
  • 葉酸 25μg
  • ビタミンC 2mg
  • 食物繊維総量 2.1g

独特の香りは精油成分のαピネンで、リラックス効果や発汗促進作用、食欲増進、消化促進、眠気覚ましなど、様々な効果があります。

また熱を冷ます働きもあるので、夏にもうってつけです。

そうめんに入れて食べたり、冷や汁の材料にして食べれば夏バテ効果も期待できますね。

αピネンは揮発性なので、生で食べることをお勧めします。

旬と産地

みょうがのおいしい時期

6月、7月、8月、9月、10月

産地別

高知・・・全国生産量1位で、シェア87%(2016年)。ビニールハウスによる周年栽培を行っている。

秋田、奈良・・・露地栽培で生産している。

 

種類

蕾の発生時期によって「夏みょうが」と「秋みょうが」に分かれます。

小型の夏みょうがの旬は6月、7月、8月。

大ぶりの秋みょうがの旬は8月、9月、10月となります。

みょうが竹・・・みょうがの若い茎を軟白栽培し、日光を少し当てて赤みをつけたもの。旬は3月、4月、5月。

保存方法

冷蔵・・・湿らせたキッチンペーパーに包んでからビニール袋などに入れて、冷蔵庫で10日程度保存可能。

冷凍・・・一つずつラップに包んで冷凍、または刻んだものを冷凍すると、薬味にすぐ使用することができる。

 

 

選び方・見分け方

  • 色が鮮やかでつやがあるもの
  • ふっくらとした丸みがあって、身がしまっているもの
  • 切り口が白くてみずみずしいもの
  • つぼみや花がないこと
  • 身が小さかったり、葉が開いているものは、鮮度が落ちているので注意

 

 

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