しいたけなどのきのこ類、お料理の時に洗っていますか?
濡れるとなんだかぬるぬるするし、水を吸ってべちゃっとしてしまわないかと心配になりますよね^^;
今回はそんな疑問にお答えする内容になっています。
このしいたけ洗う洗わない論争は、私も家族と話したことがあるくらいなんですが・・・
主婦なら一度は疑問に思うことではないでしょうか?
また「塩水で洗うと良い」というお話も耳にしたので、そのところについても調べてみましたので参考にしてみてくださいね。
しいたけは洗う?洗わない?本当はどっち!
結論から言えば、しいたけは洗わなくても問題ありません。
ほかの野菜と違い、しいたけは農薬を使わずに栽培されていることがほとんどです。
また、しいたけの栽培の仕方もほかの野菜とは異なります。
調理前に洗う野菜は、農薬のほかにも虫や土を落とすために水洗いしますよね。
それは、土のなかなどで育てられたり、雨風に吹かれながら育てられるからです。
一方しいたけの栽培は、土のなかではありません。
多くのしいたけは「原木」という、丸太のようなものにしいたけの元になる菌を植えつけます。
そして、多くは室内で育てられるのです。
そのため、しいたけには土はつきません。
調理するうえで食材に土がついてしまっていては、味が落ちることはもちろんのこと衛生面も気になりますよね。
しいたけはそもそも室内で育てられるので、しっかり水洗いする必要はないのです。
農家によっては、もちろん屋外で栽培されるしいたけもあります。
それでも土に埋まっているわけではないので、さっと濡れてふきんで拭く程度でいいでしょう。
なぜ洗うとぬるぬるするのか
しいたけはもちろんのこと、ぶなしめじなども洗ってしまうとぬるぬるしてしまった…なんて経験のあるかたも意外と多いのではないのでしょうか。
これは、水洗いするからぬるぬるするというより、水に濡らすことでぬるぬるした感触を感じやすくなる、と言ったほうがいいかもしれません。
もともとしいたけなどのきのこ類は、ぬるぬるした感触です。
洗わなくても、買ってきた袋やパックから出せばぬるぬるしているときもあります。
しいたけの表面も呼吸をしています。
そのため、自分から水分を出しています。
その水分がしいたけの成分と合わさると、ぬるぬるした感触になるのです。
水に濡らすとぬるぬるしたように感じるのもこのためです。
乾いたふきんなどで優しく拭き取るといいでしょう。
塩水で洗う人もいる?!
しいたけを塩水で洗うことは、いいことと言われています。
が、これは水で戻したあとのしいたけです。
水で戻したしいたけを普通の水で洗い流してしまうと、しいたけの栄養も一緒に洗い流されてしまいます。
しいたけは栄養の宝庫。
とてももったいないですよね。
塩水で洗うことにより、しいたけの細胞をぎゅっと縮小させる働きがあります。
そのため、普通の水で洗い流すよりも、しいたけの栄養が流れにくくなるのです。
塩水は、海水と同じくらいの塩分がいいでしょう。
1リットルの水だと、大さじ1杯から2杯ほどの食塩を溶かします。
とくに塩水でしいたけを洗う方法は、しいたけの生産者さんもよく利用する方法です。
調理過程でしいたけの旨味も閉じ込めることができます。
正しいしいたけの下ごしらえとは
しいたけは足が速い食材です。
できるなら、冷凍保存をして長く使いたいもの。
その場合、少しの下ごしらえが必要です。
しいたけは冷凍庫にそのまま入れるのではなく、しいたけのかさの部分のみを冷凍します。
しいたけのかさの部分をカットしたら、濡れふきんやキッチンペーパーなどで優しく汚れなどを拭き取ります。
その後密閉できる保存容器に入れて冷凍庫で保存できます。
しいたけを冷凍すれば、うまみがその分ぐっとアップします。
煮物などに使うときに美味しく使えます。
また、冷凍せずに干ししいたけにすることもおすすめです。
同じように汚れを取ったら、かさを下にしてザルやネットに並べて日光に当てます。
日光に当たることにより、ビタミンDが多く作られ、栄養価がアップします。
カラカラになるまで乾燥させる必要はなく、数時間日光に当てるだけでOK。
お手軽に下ごしらえできるうえに、旨味や栄養価もアップするので、ぜひ正しい下ごしらえでしいたけを保存しましょう。
あとがき
実は私、以前はしいたけを洗っていました^^;
なんか洗うと湿って水分を含んでしまうし、でも洗わないとお腹壊しそうだし、なんて思っていましたが、その後洗わなくて良いと聞いて驚きました。
しいたけを洗う時に使っていたボウルも減るので洗い物もしなくてよいし、手間も減るし、とっても嬉しいですよね。
またしいたけは冷凍すると旨みが増すので私も良く冷凍しています^^
使いたい時に使えてとても便利ですよ。
お鍋やスープにそのまま入れるだけなので楽ちんです。
お店でおいしいしいたけを選ぶ見分け方については、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
おいしいしいたけの見分け方・選び方【色や腐った時のポイント・保存方法】
カビが生えてしまったかも?!と心配な時は、こちらの記事でご確認ください。
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