チンゲンサイの栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方

中華料理に良く登場するチンゲンサイ。

ラーメンや中華丼、あんかけなどに良く使われますね。

他の葉野菜と異なり加熱してもかさがそれほど減らないので、食べ応えもあるし、お弁当にも便利です。

今回はチンゲンサイの栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方についてご紹介します。

由来と歴史

英名:bok choy

仏名:bok choy

学名:Brassica rapa subsp. chinensis

アブラナ科アブラナ属

原産地:中国、華中地方

1972年(昭和47年)に中国との国交が再開された頃、中国から野菜の苗が導入されました。

始めは「青軸パクチョイ・青梗パクチョイ・チンゲンツァイ」などと呼ばれていましたが、1983年に農林水産省がチンゲンサイと命名しました。

以降30年ほどですっかり日本に定着し、最も広まった中国野菜です。

栄養とカロリー

<可食部100gあたり>

  • エネルギー 9kcal
  • 水分 96.0g
  • たんぱく質 0.6g
  • 炭水化物 2.0g

無機質

  • ナトリウム 32mg
  • カリウム 260mg
  • カルシウム 100mg
  • マグネシウム 16mg
  • リン 27mg
  • 鉄 1.1mg
  • 亜鉛 0.3mg
  • マンガン 0.12mg
  • ビタミンA β-カロテン当量2000μg
  • ビタミンB1  0.03mg
  • ビタミンB2 0.07mg
  • 葉酸 66μg
  • ビタミンC 24mg
  • 食物繊維総量 1.2g

様々な栄養素がバランスよく含まれている、緑黄色野菜です。

カロテン、ビタミンC、ビタミンB1、B2と豊富に含まれているので、ガンや生活習慣病の予防、肌の老化予防にも効果的。

アブラナ科の野菜特有の成分であるイソチオシアネートにも抗がん作用があります。

またカルシウムや鉄分などのミネラル分も多く含まれています。

肉や魚介類と油を使って炒めるとビタミン・ミネラルの吸収が高まるのでおすすめ。

旬と産地

チンゲンサイのおいしい時期

9月、10月、11月、12月、1月

産地別

生産量1位 茨城県

静岡、埼玉、茨城 周年

長野 5〜10月

愛知 12〜4月

種類

ミニチンゲンサイ・・・手のひらサイズの小型種。そのまま調理できる手軽さが特徴。栽培期間が40〜50日で育つものもあり、家庭菜園でも人気です。

花芽(かが)・・・別名「青菜花」という名前でも流通している。その名の通り花と芽がついており、葉だけよりも栄養価が高い。ほのかな甘みも特徴。

保存方法

葉物野菜の中では保存がきくほうですが、日数が立つと葉が黄色く変色してきたりします。

常温では3〜4日。

冷蔵庫で保存する際には、濡れたキッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋に入れて立てて保存すると長持ちします。

カットして保存袋に入れて空気をなるべく抜いて冷凍すれば、2〜3週間は保存可能です。

ただ、冷凍の際には変色や歯応えが変化してしまうので注意しましょう。

選び方・見分け方

  • 葉の緑が鮮やかで、つやのあるもの
  • 葉が幅広で先までピンとしているもの
  • 白菜の仲間なので、茎の下部分が肉厚でハリのあるもの

 

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