タケノコ の見分け方・選び方【大きさや根元のチェック・水煮・傷みやすさについて】

炊き込みご飯や若竹煮などでいただくタケノコ。

しゃきしゃきとした食感がおいしいですよね^^

アク抜きなど調理が面倒に感じる人も多いかもしれませんが、旬のタケノコはとってもおいしいので本当に食べてもらいたいお野菜です。

今回はそんなおいしいタケノコの見分け方・選び方をまとめました。

大きさや根元のチェック・水煮・傷みやすさについても詳しく説明しているので、参考にしてくださいね。

タケノコのおいしい見分け方・選び方

  • 皮が茶色く変色しておらず、色の薄いもの
  • 皮が乾いておらず、しっとりと湿り気のあるもの
  • 根元がぶつぶつと赤く膨らんでいないもの
  • 手に取った時にずっしりと重さのあるもの
  • 細長く成長したものより、太さがあり短いもの
  • タケノコのみずみずしい香りが残っているもの

 

タケノコはアクの強い食べ物です。

収穫された直後から、時間がたつほどアクはどんどん強くなっていきます。

そのため、おいしいタケノコを選ぶには鮮度が命!

鮮度を見極めるには皮や根元をチェックすることが大切です。

水煮のタケノコは一年中出回っていますが、生の新鮮でおいしいタケノコを選ぶためには、まずは手に取って上の項目をチェックしていきましょう。

タケノコは日にあたるほどアクが強くなってしまいます。

皮は日に当たる時間が長いほど色が濃くなるので、皮の色が薄いタケノコを選びましょう。

収穫してから時間がたつほど、タケノコの水分が抜けアクが強くなっていきます。

アクの少ない新鮮なタケノコは、皮に水分が残っており、しっとりとした状態です。

根元にぶつぶつとした盛り上がりのあるタケノコは、成長が進んでいることになります。

タケノコは成長するほどアクが強くなっていくため、根元にぶつぶつが少ないタケノコを選ぶようにしましょう。

タケノコは縦に長く成長していきます。

太さがあり短いタケノコは、まだ外側の皮が成長しておらず、ずっしりと重さがあります。

また収穫してから時間のたっていないタケノコは、新鮮な良い香りが残っています。

実際に手に取って確かめてみましょう。

タケノコの大きさや根元の状態と鮮度の関係

タケノコは成長するほどアクが強くなっていきます。

そのため、細長く成長したものよりも、短く太いもののほうがアクが少ないおいしいタケノコです。

また、鮮度の良いおいしいタケノコを選ぶには根元をチェックすることも大切です。

タケノコの根元を見ると、ぶつぶつと盛り上がっているのが分かると思います。

アクの強いタケノコほど、このぶつぶつがたくさん出ているため、タケノコを選ぶ際には根元もチェックしてこのぶつぶつの少ないものを購入するようにしましょう。

 

 タケノコの栄養

  • 食物繊維
  • チロシン

タケノコは、不溶性食物繊維のひとつであるセルロースを多く含んでいます。

食物繊維には、水に溶ける水溶性のものと、水に溶けない不溶性の2種類があります。

不溶性食物繊維であるセルロースは、水に溶けることがないため、腸の中で吸収されることなくそのまま体外へ排出されることになります。

その際腸内の不要物も一緒に吸収し、なおかつ腸の蠕動運動を刺激するため、便秘解消に効果のある栄養素となります。

チロシンは疲労回復効果を持つ栄養素です。

脳を活性化させるアミノ酸の一種であるため、ストレス緩和や集中力を高める効果も持ち合わせています。

甲状腺ホルモンの材料でもあるため、子どもの成長や大人の新陳代謝を活発化させる効果もあるんですよ。

 

傷みやすいタケノコの保存方法

保存のポイント

  • 日持ちしないので、すぐにあく抜きだけでも済ませる
  • 茹でて皮をむけば冷蔵庫で1週間保存可能
  • 冷凍なら1ヶ月OK

 

収穫してから時間がたつほどアクが強くなるタケノコは、そのままでは日持ちのする食材ではありません。

生の状態であれば、新聞紙にくるみ1日が限度です。

そのため、すぐに調理することがない場合にも、とにかくアク抜きだけはすませてしまいましょう。

タケノコはたっぷりのお湯で、米ぬかや米のとぎ汁とともに茹でることでアクを抜くことができます。

茹でて皮を剥いたタケノコであれば、水に浸した状態で冷蔵庫で一週間程度は保存が可能となります。

浸した水は毎日変えることを忘れないようにしましょう。

長期保存したい場合には、冷凍保存がおすすめです。

アク抜きしたタケノコを調理しやすい大きさにカットして、密閉容器に入れ冷凍保存すれば1カ月程度保存可能です。

 

水煮のタケノコについて

1年中スーパーなどで手に入る水煮のタケノコですが、こちらはパックに詰めたあと加熱処理をされているので、かなり長期の保存が可能になっています。

また開封後は水に浸しておき、毎日水を交換すれば、冷蔵保存で5日ほど持ちます。

腐ってしまった場合は臭いが出るのでチェックしてください。

また水煮のタケノコに白いカスのような粉っぽいものがついていますが、あれはチロシンと言う栄養素です。

食べても害はもちろんなく、味に支障もないので、そのまま食べてしまってOKですよ。

 

 タケノコの旬

水煮となって一年中出回っているイメージのあるタケノコですが、もっともおいしい旬はいつなのでしょうか?

生のタケノコが出回る時期は3月末~6月の初夏のころまでとなりますが、その中でもタケノコのおいしい旬は3月~4月の春先となります。

普段わたしたちが口にするタケノコは、竹が土から顔を出し、成長していく際の竹の芽の部分です。

その芽がぐんぐんと大きくなり、立派な竹に成長するのですね。

竹の若芽であるタケノコは、竹が成長し始める春先に収穫されることになります。

そのため鮮度のいいおいしいタケノコを食べるためには3月~4月がおすすめとなります。

 

 離乳食でタケノコを料理する時は

タケノコはアクとともに、繊維も強く硬い食品です。

そのため、離乳食に取り入れるのは消化吸収力のついた、離乳後期(9~11カ月)からになります。

初めて食べさせる時は1さじだけにして、体調に変化がないかなど様子を見てあげてくださいね。

調理の際は、柔らかく似たものを繊維を断ち切るように細かく切ってあげましょう。

ご飯に混ぜたり、スープにしてもおいしそうですね☆

 

あとがき

おいしいタケノコの見分け方・選び方のおさらいです。

  • 皮が茶色く変色しておらず、色の薄いもの
  • 皮が乾いておらず、しっとりと湿り気のあるもの
  • 根元がぶつぶつと赤く膨らんでいないもの
  • 手に取った時にずっしりと重さのあるもの
  • 細長く成長したものより、太さがあり短いもの
  • タケノコのみずみずしい香りが残っているもの

 

やはり竹の若芽を食べるだけあり、鮮度が肝心な野菜ということは伝わってきましたね。

タケノコはやっぱりタケノコご飯で食べるのが好きですが、天ぷらもオススメです^^

春の野菜であるふきのとうやたらの芽と一緒に天ぷらで楽しむのも良いですね。

おいしい旬はすぐに終わってしまうので、短い期間にたくさん食べておきましょう☆

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