ブロッコリーの見分け方・選び方【紫色や茎のポイント!国産の違いも紹介】

栄養もあって、ゆでても水気が少ないことからサラダやお弁当にとっても重宝するブロッコリー。

わが家の冷蔵庫にも、常に入っているくらい登場率の高いお野菜です。

今回はそんなブロッコリーの見分け方・選び方についてご紹介します。

紫色をしているブロッコリーはおいしいのか、茎を選ぶポイントや、国産と海外産の違いについてもまとめました。

ぜひ参考にしてみてくださいね^^

おいしいブロッコリーの見分け方・選び方

  • 緑色の濃いものを選ぶこと(紫がかっているとより良い)
  • 先端のフサフサとしている花蕾(からい)が密集しているもの
  • 切り口がみずみずしいもの
  • 大きさが大きいもの

 

おいしいブロッコリーを簡単に選ぶコツはずばり、ブロッコリーの「色」「形」そして「切り口」に注目しましょう

まず「色」についてですが、全体的に緑色が濃い方がよりおいしいブロッコリーであると言われています。

また「形」については、先端のフサフサとしている花蕾(からい)が密集しており、固く引き締まったものがおすすめです。

他にも、花蕾(からい)の形がこんもりとしており、中央部が盛り上がっているブロッコリーを選ぶとよいでしょう。

次に大切なポイントが「切り口」です。

切り口は太くてみずみずしく、色が黒ずんでおらず、そして茎に空洞などがないものが新鮮です。

もっと簡単においしいブロッコリーを見分けたい!という方は、ブロッコリーの「大きさ」に着目してみましょう。

ブロッコリーが大ぶりなものほど熟度が高く、やわらかく、甘みも強いです。

ブロッコリーの色

ブロッコリーは野菜の中でも「緑黄色野菜」というカテゴリーに分類されます。

緑黄色野菜は日光を浴びることで栄養が豊富になり、色も濃くなります。

そのためブロッコリーも、色の濃いものを選ぶと栄養豊富で、美味しいものを食べることができます。

ブロッコリーの「形」

ブロッコリーのフサフサとしている部分は花蕾(からい)といい、花のつぼみに該当します。

花蕾(からい)が密集しこんもりとしているということは、つまりそれだけ沢山のつぼみが出来ており、より多くの栄養を吸収している証拠なのです。

ブロッコリーの「切り口」

ブロッコリーの茎には繊維が密集しており、新鮮である方が切り口はよりみずみずしく、綺麗な色をしています。

また、茎に空洞があると繊維が十分太くなっておらず、栄養が不足していることが考えられます。

ブロッコリーの「大きさ」

ブロッコリーは土から栄養を吸収する、もしくは日光を浴びて光合成することで大きく成長します。

大きく成長しているということは、それだけ沢山の栄養を吸収している、つまりおいしいブロッコリーであるということが分かります。

 

紫色をしているブロッコリーは傷んでる?

ブロッコリーと言えば緑ですから、紫がかったブロッコリーを見ると「傷んでるのかな?」と心配になる人もいるかもしれませんね。

ですがこの紫色は、栄養があって甘いおいしいブロッコリーの印なんです。

この紫色の正体は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンです。

ブルーベリーなどに多く含まれる栄養素で、目にも良いことで有名ですね。

抗酸化作用があり、活性酸素の生成を抑制する働きがあるということで、生活習慣病や美容にも注目されています。

ブロッコリーは冬の寒さから身を守る時に、このアントシアニンを作り出しているのです。

そして、このアントシアニンが多く含まれたブロッコリーは甘くておいしいんですよ。

アントシアニンは水溶性なので、ブロッコリーを茹でたら溶けてきちんときれいな緑色になります。

甘いブロッコリーを食べたい時は、ぜひこの紫がかったブロッコリーを探してみてくださいね。

国産と海外産の違いは

ブロッコリーの生産世界ランキングは1位が「中国」、2位が「インド」、そして3位が「アメリカ」です。

「日本」は世界ランク13位であり、世界的に見るとそれほど多くないことが分かります。

ちなみに日本が海外から輸入しているブロッコリーは、アメリカ産のものが一番多いです。

輸入食品の問題として、到着までに時間がかかってしまうという点が挙げられます。

時間がたつにつれて、作物に含まれる「ビタミンC」は徐々に下がっていってしまいます。

ビタミンCは人体の健康にも欠かせない栄養の1つであり、たくさん摂取することが望ましいとされています。

より健康に気を付けて野菜を食べたいという人は、国産のものを食べる方が、よりビタミンCを摂取できそうですね。

 

ブロッコリーの栄養

  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • ビタミンE
  • 葉酸

 

ブロッコリーはビタミンCを非常に多く含んでおり、グラム単位で見ると、なんとあのレモンよりも多いです。

ビタミンCは疲労回復・かぜの予防・がん予防・老化防止などに効果があると言われています。

また、ビタミンKやビタミンEも豊富に含んでおり、栄養価の高い野菜であることが分かります。

さらに、ブロッコリーには葉酸という成分がたくさん含まれています。

葉酸はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞を増やすのを助ける働きがあります。

たとえば、妊娠前後の女性にとっては、胎児の成長に大量の葉酸が必要であり、普段の必要量の約1.7倍摂取する必要があると言われています。

さらに、葉酸が不足すると舌炎や精神神経異常が起こるリスクが高まる、とも言われているようです。

ブロッコリーの保存方法

保存のポイント

  • 冷蔵庫では4~5日
  • 冷凍は固めに茹でてから保存する

 

ブロッコリーは日持ちしにくく、また黄色く変色しやすいため、基本的にはすぐに食べ切ることがおすすめです。

時間が経つとビタミンCが減ってしまうため、健康に気を付けている方はなるべくすぐ食べるよう意識しましょう。

保存したい場合は、買った後すぐにビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てたまま保存すると、4~5日ほど日持ちさせることができます

それ以上保存したい場合は、小房に分けて固めに茹でてから、冷凍庫に入れて保存しましょう。

茹でる際は沸騰した水の中に、茎の部分を下にして浮かべると全体までよく茹でることができます。

その後1つ1つラップに包み、最後にジップ付き保存用袋に入れて冷凍庫に入れると、ブロッコリーのシャキシャキとした歯ごたえを損なわずに保存することができます。

 

ブロッコリーの旬

ブロッコリーは国産品と輸入品が売られており、年間を通じていつでも手に入れることができます。

国産品は作形に応じて旬は2回あり、11月から3月まで収穫する冬型と、4月から夏場にかけて収穫する夏型とがあります。

夏型の国内産地は、長野と北海道が二大産地であり、対する冬型は、愛知県と群馬県が国内の主要産地です。

ブロッコリーは寒い地域で取れる高原野菜であり、各地で作り方や作る場所を工夫することで、1年を通じて美味しいブロッコリーを販売できるようになっています。

 

ブロッコリーを離乳食で料理したい時は

ブロッコリーを離乳食に使う場合は生後7-8か月頃から、みじん切りやスープにするのが一般的です。

初めて食べさせる時は1さじだけにして、体調に変化がないかなど様子を見てあげてくださいね。

みじん切りにする場合は茎の固い部分は切り除き、上のつぼみの部分である花蕾(からい)のやわらかそうな所のみ使用するように気を付けましょう。

切ったあとは沸騰した水に入れ、鍋で柔らかくなるまで5-7分ほど茹でてください。

スープにする場合はまずブロッコリーを柔らかく茹で、なめらかになるまですりつぶります。

その後、だし汁を加えて煮て、水溶き片栗粉でとろみを付ければ完成です。

 

あとがき

ブロッコリーの見分け方・選び方のおさらいです。

  • 緑色の濃いものを選ぶこと(紫がかっているとより良い)
  • 先端のフサフサとしている花蕾(からい)が密集しているもの
  • 切り口がみずみずしいもの
  • 大きさが大きいもの

 

わが家は固めに茹でたアルデンテなブロッコリーが好みなので、ゆで時間も1分弱です。

シャキシャキとした歯ごたえがとっても楽しい味わいですよ。

あまり周りでやっている人がいないのですが、ブロッコリーのおかか和えもオススメ!

かつお節とお醤油で和えるだけですが、ブロッコリーの甘みとかつお節が絶妙なんです。

調理も簡単なので、もう一品欲しい時にはぜひ試してみてくださいね☆

 

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