冬は甘みがあっておいしい大根。
煮ものにもサラダにも、いろんな料理に使えるし、おまけに安い!
冬になると白菜と並んで「大根と白菜を食べつくす!」なんて見出しの雑誌も見かけます。
夏は辛みが増しますが、まさにおろし大根がおいしい時期です。
冷たいおそばやうどんに乗せると、食欲のない時でも食べやすいですね☆
今回はそんなおいしい大根の見分け方・選び方についてご紹介します。
カットされた大根の部位別の説明と選び方、また苦いものを見分ける方法についても触れていますので、ぜひチェックしてくださいね。
Contents
おいしい大根 の見分け方・選び方
- 白くて、張りがあり、ずっしりと重いもの
- 葉つきなら、葉が緑色で活き活きと元気なもの
- 形がまっすぐに伸びたもの
- 二股、三股に分かれているものは避けた方が良い
- ひげ根の穴が均等で、大きすぎないもの
- カットされたものは、切り口がみずみずしいものを選ぶ
- カット大根は使う料理別に部位を決めるのがオススメ
新鮮な大根は水分を多く含むため、ずっしりと重く、表面につやがあり、触ると張りがあります。
鮮度が落ちると、水分が飛び、張りがなく、表面がシワシワになってきます。
葉付きの大根は、葉が緑色で元気なものほど新鮮です。
大根の葉は時間が経つにつれ、しんなりと元気がなくなり、色も黄色っぽく変色してくるため、鮮度を判断するのに分かりやすいでしょう。
また形はまっすぐ伸びたものを選ぶと良いです。
二股、三股に分かれたものは、育った環境、土壌や肥料に問題がある場合も考えられます。
ひげ根の穴は数が多くないもので、均等に穴が開いているものが良いです。
大根は土の中で、根から養分を吸収して育ちます。
そのため、肥料のやり方にムラあったり、土壌環境が良くない場合、効率的に養分を吸収しようと根をたくさん張ろうとするんですね。
そのため、ひげ根の穴が多いもの、穴がまちまちになったります。
カット大根の部位別に注意すること
カット済みの大根を選ぶ際に気を付けたいのが、まずその切り口です。
切り口がみずみずしく、きれいなものを選びましょう。
時間が経つと、切り口から水分が飛び、スカスカになります。
切り口がでこぼことしてくるんですね。
また色も黒っぽく変色してくるため注意しましょう。
次にカット大根を3等分(葉下・真ん中・根元)に分けて、選び方のポイントをご紹介します。
(まるまる1本の大根を3等分した時の上・中・下ですね^^)
- サラダや和え物などに使うなら、葉のすぐ下(大根上)部分を選びましょう。
- 真ん中部分は柔らかくて甘みがあるので、煮物やおでんがオススメです。
- おろし大根にするなら、根元の部分を選ぶとよいでしょう。
葉のすぐ下(大根上)部分は苦味が少なくて生で食べるとみずみずしいので、しゃきしゃきとした触感が楽しめます。
根元の先の部分は辛み成分が強いため、おろし大根向きですよ。
苦いものや辛いものを見分ける方法
大根の上の部分(葉に近い方)から下に向かっていくほど辛み成分が多く含まれるため、
カット大根であれば、根元以外の部分を選ぶと辛みが少なくなります。
またひげ根の穴にも注目です。
穴が曲がっているものは、大根の育った環境が良くなく、苦味が強いといわれています。
そして冬大根より夏大根の方が辛み、苦味が強いです。
冬大根は寒さに負けないように糖分を中にため込むため、甘くなります。
もし大根に苦味が強い場合は、皮を厚めに剥くようにすると良いですよ。
皮近くの筋が残っていると苦味を感じやすくなるので、試してみてくださいね^^
大根の栄養(簡単に)
大根の栄養
- ビタミンC
- 消化酵素ジアスターゼ
その真っ白なボディからは意外かもしれませんが、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは風邪予防や、お肌にも大切な栄養素です。
メラニンの生成を防ぐため、日焼け防止、美肌効果があります。
水溶性ビタミンで熱に弱いため、効率よくビタミンCを摂取するには生食がおすすめです。
サラダや大根おろしなんかが良いですね☆
また消化酵素ジアスターゼが消化を助けてくれます。
ジアスターゼは胃腸の働きを助け、消化吸収を良くしてくれます。
さんまの塩焼きやとんかつに大根おろしを合わせるのは、脂っぽいさんまやお肉を消化酵素ジアスターゼの効果で胃もたれせずに食べることができるからなんですね。
ただジアスターゼは空気に触れると酸化してしまうため、おろし大根にするなら食べる直前にすりおろすようにしましょう。
他、詳しい大根の栄養についてはこちらで紹介しています。
大根の保存方法(簡単に)
- 葉はすぐに切り落とすこと
- 基本は新聞紙にくるんで保存、カットしたらラップでくるむ
- 冷凍するのは生でもOK
葉付きの大根の場合は、購入してきたらすぐに葉を切り落としましょう。
葉付きのままにしておくと葉にどんどん栄養が取られてしまいます。
葉っぱはすぐに使用しない場合は、硬めにゆでて冷蔵または冷凍保存するのオススメですよ。
大根だけでなく他の野菜も良く言われることですが、育った環境と同じように置くのが良いです。
つまり大根をまっすぐ立てて、大根が土の中に生えているのと同じようにしておきましょう。
新聞紙でくるくる巻いて冷蔵庫に保存すると良いですね。
カット大根は切り口が乾燥しないようラップをすると良いですよ。
冷凍する場合は、皮をむき食べやすい大きさにカットし、ジップロックなどに入れてなるべく空気を抜いてから冷凍しましょう。
大根の旬
大根の旬は基本的に冬です。
でも大根は一年中通してスーパーにおいてある野菜の1つですね。
産地や品種により、それそれの季節に旬の大根を味わうことができます。
一般的に春に収穫される春大根は、冬に収穫されるものに比べて辛みがあります。どちらかというと煮物より生食向き。
夏に収穫される夏大根は、春大根よりもさらに辛みが強く、硬めです。
夏の暑い日は辛いおろし大根がおすすめですよ。
秋から冬にかけて収穫される秋冬大根は柔らかく、甘みがあるのが特徴です。
煮物やおでんでコトコトと煮込んだ、味の沁みたとろとろの大根はたまりませんよね><。
大根の産地についてはこちらからどうぞ。
離乳食で料理する時は
大根は煮ると柔らかくなり、食べやすい食材です。
離乳食を開始して、おかゆを上手にごっくんできるようになれば、大根を与えても大丈夫です。
大根は離乳食初期(5ヶ月~6ヶ月)から食べさせることができます。
初めての場合は1さじ程度の量で体調など様子を見てくださいね。
6ヶ月頃であれば、柔らかくゆででよくすりつぶしてから食べさせましょう。
7~8カ月頃からなら細かく切って柔らかくしてあげましょう。
煮物や味噌汁に入れても良いですね。
9~10カ月頃になると歯も生えてくるので、もぐもぐと赤ちゃんに噛む練習が始まります。
柔らかく煮た大根なら、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ大きめカットにも挑戦してみましょう。
薄めのイチョウ切りであれば、丸飲みしにくいのでモグモグしやすいですよ。
あとがき
甘くておいしい大根は、1本買うと色々な料理で楽しむことができますね。
みずみずしい大根をきゅうりや人参と細い千切りにして、サラダにすると息子も喜んで食べてくれます。
わが家の定番サラダです☆
また私は大根おろしにしらすを載せて「しらすおろし」にすると、ご飯が何杯でも食べられます(笑
ぜひ八百屋さんやスーパーでおいしい大根を見つけて、いろんな食べ方を楽しんでみてくださいね。
正しい保存方法を生かして、食べつくしましょう☆
大根の詳しい情報はこちらでも紹介しているので、ぜひチェックしてください。
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