大根の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方

おでんや漬物まで様々な料理に大活躍の大根。

個人的には大根おろしが大好きです。

そんな大根の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方をご紹介します。

由来と歴史

名前の由来は、古名の「おおね」で、大根の字が当てられていましたが、のちに音読みに変わり「だいこん」になりました。

英名:Japanese radish(ラテン語のradix=根の意味に由来しています)

ラテン語:radix

仏名:Radis

学名:Raphanus sativus L.

アブラナ科

原産地:地中海沿岸または中東

大根の原産地には諸説あり、栽培種は中央アジアが原産地の起源の一つと言われています。

エジプトでは紀元前2700年〜2200年頃のピラミッド建設の際に二十日大根が支給されていたそうです。

ヨーロッパ各地への復旧は遅くて、イギリスでは15世紀、フランスでは16世紀ごろから栽培されるようになりました。

中国へは紀元前4世紀には伝わっていたと記録が残っているようです。

日本での記録は、あの「日本書紀」に出てくる仁徳天皇の歌の中で「於朋泥」として登場しています。

(「於朋泥」……「おほね」と読みます。「大根」という字を「おおね」→「おほね」と呼んだみたいです)

他にも、大根は昔は「すずしろ(清白/蘿蔔)」と呼ばれていて、春の七草にも入っていますね。

漢名では「蘿蔔(らふく)」といいます。

栄養とカロリー

<可食部100gあたり>

・エネルギー 18kcal

・水分 94.6g

・炭水化物 4.1g

・無機質

ナトリウム 19mg

カリウム 230g

カルシウム 24g

マグネシウム 10mg

リン 18mg

鉄 0.2mg

亜鉛 0.2mg

銅 0.02mg

マンガン 0.04mg

・ビタミンB1  0.02mg

・ビタミンB2 0.01mg

・ビタミンB6 0.04mg

・ナイアシン  0.3mg

・葉酸 34μg

・パントテン酸 0.12mg

・ビタミンC 12mg

・食物繊維総量 1.4g

大根の消化酵素は胃腸の働きを整えるだけでなく、焼き魚の焦げなどに含まれる発がん性物質を解毒する効果があります。

この酵素は熱に弱いため、効果を利用したい時には大根おろしやサラダで食べるのがおすすめですよ。

大根の葉にはカロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維がたっぷり入っているので、ぜひ無駄なく食べましょう。

旬と産地

大根のおいしい時期

秋冬大根 11月〜3月

夏大根 7〜8月

産地別

北海道 7月〜10月

青森 6月〜11月

岩手 9月

茨城 4〜5月

千葉 4〜6月、10〜3月

神奈川 4月、12〜3月

徳島 12〜2月

全国的に栽培されていますが、主産地は千葉、神奈川、北海道、青森、宮城、鹿児島などになります。

冬は暖地、夏は寒冷地の出荷量が多く、季節によって産地が入れ替わりながら、私たちの元へ届いているんですね。

大根は季節ごとに栽培に適した品種が確立しているので、一年中安定して出荷されていますが、やはり美味しい旬は冬になります。

特徴

大根は変異が大きいのが特徴です。

・色・・・皮も中も白い種類、皮が緑で中が白い種類、皮が赤くて中が白い種類、外も中も赤い種類があります。

・大きさ・・・根の重さも30kgを超える桜島大根から、10g程度の二十日大根まで大きさに幅があります。

現在は青首大根の流通が主流になり、在来種は減ってしまいました。

在来種は桜島や聖護院のような丸大根をはじめ、練馬、三浦のような長根種などがあります。

他にも、直径が2、3cmで長さが2mにもなる、日本一細長い守口大根や、二十日大根(ラディッシュ)、辛味大根なども在来種として守られています。

種類

青首大根・・・首が緑色で円筒系、甘みが強い品種です。現在最も流通している代表的な品種です。

美濃早生大根・・・長さ40cm前後で、先が細くなっています。夏大根の代表品種でしたが、現在はほとんど出回っていません。

三浦大根・・・昭和初期に生まれた、三浦市特産の大型大根。大きいものは4kgにもなり、中ぶくれが特徴です。水分たっぷりで歯切れがいいので、なますやたくあん、煮物に最適。旬は12月中旬〜1月。

守口大根・・・世界最長の大根で、2mにもなることも。奈良漬に似た粕漬けの「守口漬」に加工されます。原産地は大阪府守口市ですが、現在は名古屋や岐阜の名産です。

亀戸大根・・・東京、亀戸原産の短根系大根です。きめ細かく繊細な肉質が特徴なので、浅漬けやおろし、煮物など、何でもおすすめ。

源助大根・・・加賀野菜で有名。色白でずんぐりしていて、柔らかく甘みがあるのが特徴です。

大蔵大根・・・東京の世田谷で作られていた品種で、近年復活しました。肉質は緻密で煮物におすすめ。筒系で、先も丸いのが特徴。

桜島大根・・・世界最大で、重さは10kg以上になるものも多いです。鹿児島の桜島の火山灰土で生育しています。辛みが少なくて甘みが強いのが特徴。

聖護院大根・・・代表的な京野菜です。1kg以上もある大型の丸大根で、おでんなどの煮物に適しています。

辛味大根・・・小型で辛みが強いので、すりおろして蕎麦などの薬味に使われています。

親田辛み大根・・・長野県、下篠村特産の辛味大根で、おろしそば用の地大根。なんとその歴史は200年とか。紅と白の種類があり、辛味の中に甘みがあるのが特徴。

葉大根・・・柔らかい葉を食べる専用の種類で、家庭菜園にも向いています。浅漬けや汁物におすすめ。

大阪四十日大根・・・大阪原産の極早生小型大根です。直径は4〜5cmで長さ25cm前後。輪切りにして雑煮に入れることから別名「雑煮大根」とも呼ばれています。

小型大根・・・「ミニ大根」、「姫大根」、「サラダ大根」、「刺身大根」など名称で販売されています。太さは大体2〜4cm。

赤大根・・・外の皮は鮮やかな赤色ですが、中身は白い中型の大根。歯応えのある食感です。

小桜大根・・・三浦市で改良された品種で、辛みが弱く甘みが強いのが特徴。サラダや酢漬けがおすすめ。旬は12月〜1月

レディーサラダ・・・こちらも三浦市の農協で改良された品種で、辛みが弱くて繊維も柔らかく生食向きです。旬は10月〜3月

紅総太り大根・・・皮が薄赤紫色なのが特徴で、中もうっすらとピンク色をしています。20cm前後で小ぶりサイズ。甘みが強いのでサラダや漬物もおすすめ。

支那青大根・・・中国系の小型大根で、別名「ビタミン大根」とも言われています。外も中も緑色で珍しい種類です。色の濃いものは甘みも強いのが特徴。

黒大根・・・ヨーロッパ原産の品種で、日本国内ではわずかしか生産されていない珍しい大根です。皮は黒いですが、中は白く、生は辛みが強いのが特徴です。加熱するといもに似た食感になるとか。

赤丸ラディッシュ・・・二十日大根のひとつ。赤くて丸い、小さいサイズが特徴です。

赤長ラディッシュ・・・こちらも二十日大根のひとつで、長さが3〜4cmの円筒形。外は紅くて中が白いのが特徴。

保存方法

冷蔵、冷凍が可能。保存の際には葉を切っておくこと。

<冷蔵>

葉を切り落としてから、ラップか湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫へ。

<冷凍>

・輪切りにして固めに茹でたものを冷ましてジッパー付きの密閉保存袋へ入れる。

・大根おろしも密閉保存容器に入れて冷凍可能。

選び方・見分け方

・表面の皮がみずみずしくてハリがあり、つやのあるもの

・葉付きのものは葉がピンとしているものは新鮮

・ひげ根のあとが小さく、なるべくまっすぐに並んでいるもの

・ずっしりと重さがあるもの

・首の部分が黒ずんでいたり、ひび割れたりしているものは「す」が入っている恐れがある

詳しくはこちらでチェック→おいしい大根の選び方

 

 

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