子供は大好きなとうもろこし。
旬の甘~いとうもろこしは果物感覚で食べられちゃいますね。
わが家はバーベキューで作る焼きとうもろこしが圧倒的人気。
あの香りに食欲をそそられます。
今回はそんなとうもろこしの栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方についてご紹介します。
由来と歴史
英名:corn
仏名:maïs
学名:Zea mays
イネ科トウモロコシ属
原産地:メキシコから南アメリカ北部
アメリカ大陸が原産地で、日本にはポルトガル人によって16世紀後半に入ってきたといわれています。
明治時代に入ってから本格的な栽培が始まりました。
私たちの食べる甘いとうもろこしの他、穀物として、家畜の飼料として、最近ではバイオエネルギーの原料として、幅広い用途で活用されています。
栄養とカロリー
<可食部100gあたり>
- エネルギー 92kcal
- 水分 77.1g
- たんぱく質 3.6g
- 炭水化物 16.8g
無機質
- カリウム 290mg
- カルシウム 3mg
- マグネシウム 37mg
- リン 100mg
- 鉄 0.8mg
- 亜鉛 1.0mg
- マンガン 0.31mg
- ビタミンB1 0.15mg
- ビタミンB2 0.10mg
- 葉酸 86μg
- ビタミンC 8mg
- 食物繊維総量 3.0g
米や小麦のように多くの国で主食として食べられており、野菜の中では高カロリーで糖質または炭水化物、たんぱく質が主成分です。
ビタミン類も多く含まれており、特に胚芽部分にはビタミンB1やB2、E、カリウム、亜鉛、鉄などの栄養素がたっぷりと含まれています。コーンを外す時は胚芽の部分をきちんと取るようにしましょう。
とうもろこしを一粒一粒包んでいる皮はセルロースという不溶性の食物繊維で、その含有量はさつまいもの約4倍。
便秘解消や腸をきれいにしてくれる効果も期待できます。
栄養素以外に注目されるのは、鮮やかな黄色の色素。
ルテインとゼアキサンチンです。
強い抗酸化作用を持っており、加齢による視力低下の予防、肺機能の向上が期待されています。
またとうもろこしのひげは「南蛮毛(なんばんもう)」という生薬で、煎じて飲むと利尿作用があるとされています。
市販でもとうもろこしのひげ茶や、粒の方をお茶にしたものもあるので、気になる方は飲んでみてくださいね。
わが家でもとうもろこし茶は子供たちに大人気です。
旬と産地
とうもろこしのおいしい時期
6月、7月、8月、9月
産地別
宮崎 5月~6月
千葉、茨城 6月~7月
長野、群馬 7月~8月
北海道 8月~9月
夏が旬のとうもろこしは鮮度が決め手なので、収穫後は保冷車で市場に出荷されています。
太陽を浴びて甘みを蓄えるので、夏の昼間は高温で日照時間が長く、夜になると涼しい北海道が収穫1位になっている。
種類
ハニーバンダム・・・甘みの強い品種で現在日本では最も主流となっている。ゴールドコーンとも呼ばれる。
シルバーコーン・・・ハニーバンダムの白粒種。粒は小粒だがやわらかくて甘みも強い。
バイカラーコーン・・・実が白と黄色の2色のスイートコーン。
ウッディコーン・・・黄色、白、紫の3色スイートコーン。もちもちした食感が特徴。
味来・・・フルーツのように甘い品種。実は黄色。
ポップコーン(爆裂種)・・・加熱すると粒中の微量な水分が爆発してポップコーンになる。
ベビーコーン(ヤングコーン)・・・甘み種を若採りしたもの。栄養は少なく、缶詰に加工されることも多い。
保存方法
鮮度が落ちるのが早いため、買ってその日のうちに茹でるのが鉄則。
わが家はラップに包んでレンジでチンをしておき、冷めたら冷蔵庫で保存しています。
レンジを使用するとビタミンも失われないのでおすすめです。
3日~4日保存可能。
選び方・見分け方
- ひげの数がそのまま実の数であるため、ひげがたっぷりついているものは実もぎっしり詰まっている
- ひげの茶色が濃いほど良く熟している
- 外皮の緑が濃いものを選ぶこと
- 外皮が変色していたり、干からびていると鮮度が落ちてしまっている
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