生姜の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方

さわやかな香りとピリッとした辛味が特徴の生姜。

薬として使われるほど薬効の高い野菜です。

体を温める効果があるので、冷え性の人や女性には欠かせないですね。

幼いときは苦手でしたが、今では毎日でも食べたい野菜になりました。

手軽に使えるパウダーも最後に紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

今回はそんな生姜の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方をご紹介します。

由来と歴史

英名:ginger

仏名:gingembre

学名:Zingiber officinale

分類:ショウガ科ショウガ属

原産地:熱帯アジア

世界中でも香辛料として親しまれている生姜は、地下茎を食用としています。

インドを中心とした熱帯アジアが原産とされていますが、野生種は発見されていません。

日本へは、3世紀前後に中国から伝わったとされ、栽培は平安時代から始まったのではないかと言われています。

種子ができず塊茎で増殖するので、品種の分化が非常に少ないです。

大きさによって種類を分類したり、利用する部位ごとに、葉生姜、根生姜と呼んだり、初夏に採れた柔らかい生姜は新生姜と呼ばれています。

通年出回っている生姜は、秋に採れたものを貯蔵しており、辛味が強くなっています。

栄養とカロリー

<可食部100gあたり>

  • エネルギー 28kcal
  • 水分 91.4g
  • たんぱく質 0.9g
  • 炭水化物 6.6g

無機質

  • ナトリウム 6mg
  • カリウム 270mg
  • カルシウム 12mg
  • マグネシウム 27mg
  • リン 25mg
  • 鉄 0.5mg
  • 亜鉛 0.1mg
  • マンガン 5.01mg
  • ビタミンB1  0.03mg
  • ビタミンB2 0.02mg
  • 葉酸 8μg
  • ビタミンC 2mg
  • 食物繊維総量 2.1g

世界中でもその薬効は注目されていて、広く利用されている生姜。

さわやかな香りの主成分はジンゲロールといい、加熱することでショウガオールに変化します。

どちらも体を温める効果があり、冷え性の予防や風邪のひき始めにも有効です。

辛味成分であるショウガオールはDNAが傷つくのを防ぐ効果や血中のコレステロールを減らす働きがあります。

また胃液の分泌を促す働きや食欲を増進させる効果など健胃作用もあります。

料理で使う場合は、魚や肉の臭みを取ったり、抗菌作用もあるため、下味としてもよく使われます。

抗酸化作用があるため、老化やがん予防も期待されます。

薬効や香りは、より細かく刻むことで高まるため、すりおろしたものが一番おすすめです。

旬と産地

生姜のおいしい時期

6月、7月、8月

産地別

葉生姜:千葉、静岡、埼玉

根生姜:高知、千葉

 

種類

根生姜・・・秋に収穫したものが通年流通している。辛味は強い。繊維も多め。

新生姜・・・初夏に出回るみずみずしい根生姜のこと。茎の付け根が鮮やかなピンクである。お寿司屋さんにあるがりは新生姜の甘酢漬けで、漬物に良く利用されている。

葉生姜(谷中生姜)・・・新しい根を葉つきのまま収穫したもの。茎をつけたまま味噌につけて食べたり、甘酢漬けにしたりする。茎は食べない。

保存方法

カットされていない丸のままの状態なら日持ちはしますが、乾燥すると繊維が目立ってくるので、注意が必要です。

冷蔵・・・保存瓶やタッパーなどに、生姜がかぶる程度の水を入れる。2、3日おきに水を替えれば、冷蔵庫で1ヶ月程度保存可能。(カットしたり、スライスしたものもこの方法で保存可能)

冷蔵・・・すりおろしたものをジッパー付き袋に入れて、平に薄く伸ばして凍らせると、使う時に必要分をパキパキと折って使うことができます。(スライスしたものや、カットしたものはラップに包んでから保存袋へ)冷凍のまま使えるし、薬味で使う場合もすぐに自然解凍できるので便利です。冷凍庫で1ヶ月程度保存可能。

選び方・見分け方

  • ふっくらとしていて形の良いもの
  • 小さいものは繊維が多いので、大ぶりのものが良い
  • 皮につやがあり、ピンとはっているもの
  • 傷が少ないもの
  • 硬さがあるもの
  • 切り口が新鮮でみずみずしいもの、黒ずんでいるものは避ける

かんたんに使えるおすすめ生姜パウダー

急いでいる時や台所が塞がっている時、かんたんに生姜を使うことができるのが、こちら。

高知県産の生姜を乾燥させた、生姜パウダーです。

最近は生姜のチューブを使うのもためらうようになったのですが、やっぱり皮剥きやすりおろすのが面倒な時ってあります。

時には冷凍保存していた生姜さえ出すのが億劫な時も・・・(汗

そんな時に見つけたのが、このパウダー。

スプーンですくって入れるだけなので、餃子のタネ作りから、唐揚げの下味まで、とっても重宝してます。

特に冬は、このパウダーと黒糖を入れたカップにお湯を注ぎ「黒糖生姜ドリンク」も作っています。

風邪予防になるし、体がとても温まります。

簡単に使えると生姜を食べる頻度が増えるから、健康にもいいですよね。

安心安全なものだし、子供達の料理にも隠し味で使っています。

量が調整できるので、お料理にはすごく便利です。

気になる方は、こちらの生姜パウダーもぜひ試してみてくださいね。

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