ししとうがらしの栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方

たまーに辛いものに当たるとびっくりするししとうですが、正しくは「ししとうがらし」っていうのご存じでしたか?

漢字では「獅子唐辛子」。とっても強そうです。

ししとうの先端が獅子の頭のようだから、そう名付けられたそうです。

串に刺して焼いても美味しいですし、揚げ浸しにしても最高ですよね。

今回はそんなししとうがらしの栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方についてご紹介します。

由来と歴史

英名:shishito pepper

仏名:Poivre Shishito

学名:Capsicum annuum var. grossum

分類:ナス科トウガラシ属

原産地:中南米

ししとうは中南米原産で、その後ヨーロッパに伝わり、様々な品種改良が行われて世界中に伝わったとされています。

日本では16世紀ごろに薬味用の辛いものが伝わり、その後甘味種も江戸時代に入ってきました。

その際品種改良が行われ、万願寺とうがらしなどが生まれました。

一般の家庭ではなかなか普及しませんでしたが、第二次世界大戦後に洋食文化が広がると、食べられるようになったようです。

栄養とカロリー

<可食部100gあたり>

  • エネルギー 27kcal
  • 水分 91.4g
  • たんぱく質 1.9g
  • 炭水化物 5.7g

無機質

  • ナトリウム 1mg
  • カリウム 340mg
  • カルシウム  11mg
  • マグネシウム 21mg
  • リン 34mg
  • 鉄 0.5mg
  • 亜鉛 0.3mg
  • マンガン 0.18mg
  • ビタミンA β-カロテン当量 530μg
  • ビタミンK 51μg
  • ビタミンB1  0.07mg
  • ビタミンB2 0.07mg
  • ナイアシン 1.4mg
  • ビタミンB6 0.39mg
  • 葉酸 μg
  • ビタミンC 57mg
  • 食物繊維総量 3.6g

ビタミンとカロテンが豊富で、夏バテ防止の効果や美肌、老化予防の効果が期待できます。

カロテンは脂溶性で油との相性が良いので、素揚げや天ぷら、炒め物などがおすすめです。

短時間の調理でサッと火を通せば、ビタミンの損失も少ないですよ。

たまに辛いものが入っているのは、栽培環境や時期、辛味種との自然交配などに原因があるようです。

夏は激辛のものが増えたり、唐辛子を一緒に栽培していると辛くなるなど、様々な理由があるんですね。

旬と産地

ししとうがらしのおいしい時期

6月、7月、8月

産地別

高知、千葉 周年

種類

万願寺唐辛子・・・万願寺の地名がついた、京都特産の辛味のないとうがらし。大型で果肉は厚みがある。

伏見甘長・・・こちらも京都特産の辛味のないとうがらし。長さ10cmほどで細長い。

保存方法

<冷蔵>茎だけ取ったししとうをよく洗い、キッチンペーパーに包んでポリ袋で保存。(またはタッパーなどにペーパーを敷いてもOK)1週間ほど保存可能。

<冷凍>茎だけ取ったししとうをよく洗い、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍庫へ。1ヶ月程度保存可能。調理の際は凍ったまま使えるが、調理中の破裂防止のため、1時間ほど常温に置いたものに包丁で切り込みを入れておくと良い。

※いずれの場合も茎だけ取るのは、ヘタまで取ってしまうと断面から変色して傷んでしまうため。

選び方・見分け方

  • 緑色が鮮やかでハリとつやがあるもの
  • 大き過ぎないものを選ぶこと(育ち過ぎたものは味が落ちるため)
  • 固そうなものや黒く変色したものは辛味が強い可能性があるので避けること

 

 

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