ハウス栽培のせいか比較的一年中、値段が安定して店頭に並んでる印象があります。
何よりも便利なのはあく抜きをしなくて良いところ。
ほうれん草は一度茹でてあく抜きしてから炒めたりしますが、小松菜はそのまま炒めるだけで済みます。
わが家は安い時は多めに買って、カットしたものを冷凍して野菜不足を助けてもらっています。
今回は、そんな小松菜の栄養・カロリー・旬・産地・歴史・由来・種類・保存方法と選び方をご紹介します。
由来と歴史
英名:komatsuna
仏名:komatsuna
学名:Brassica rapa var. perviridis
原産地:中国(発祥地は日本)
小松菜はもともと中国から入ってきた「クキタチナ」というかぶの一種を改良して作られたという説があります。
なので、原産地は中国と表記されることが多いようですが、発祥地は日本となります。
江戸時代頃から一般的に食べられるようになり、栽培が盛んだった小松川地域(現在の東京都江戸川区周辺)から名前がつけられました。
今も東京での栽培が多く、ハウス栽培が盛んなため一年中安定して出荷されますが、旬の中心は冬となります。
栄養とカロリー
<可食部100gあたり>
・エネルギー 14kcal
・水分 94.1g
・炭水化物 2.4g
・無機質
ナトリウム 15mg
カリウム 500mg
カルシウム 170mg
マグネシウム 12mg
リン 45mg
鉄 2.8mg
亜鉛 0.2mg
マンガン 0.13mg
・ビタミンA β-カロテン当量 3100μg
・ビタミンK 210μg
・ビタミンB1 0.09mg
・ビタミンB2 0.13mg
・葉酸 110μg
・ナイアシン 1.0mg
・ビタミンC 39mg
・食物繊維総量 1.9g
緑黄色野菜の中でも栄養価の高い小松菜は、動物性の食品に含まれるビタミン以外の全てのビタミン・ミネラルをしっかり含んでいます。
中でもカルシウムは牛乳並みに含まれおり、その量はほうれん草の約4倍で、野菜の中でも飛び抜けています。
旬である寒い冬の時期に育った小松菜は、糖分やビタミンCも増えるので味や栄養が充実します。
成長期のお子さんや骨粗鬆症が気になる方、また鉄分や葉酸も多いため妊娠中の女性にもおすすめの野菜です。
旬と産地
小松菜のおいしい時期
12月、1月、2月
産地別
埼玉、東京、神奈川、大阪
特徴
栽培が容易で寒さにも強い小松菜は家庭菜園初心者でも育てやすい野菜。
コンテナでも気軽に育てることができて、採れたては新鮮で柔らかく、甘味も格別です。
霜にあたることでより甘みが強くなります。
種類
ちぢみ小松菜・・・冬の寒さにさらし「寒締め栽培」されたもの。旨みが濃くておいしい。
保存方法
痛みが早く、蒸れると葉が黄ばんでしまったり、、べとついてしまう。
すぐに食べないときは、濡れた新聞紙やキッチンペーパーで包んでから、ポリ袋に入れて冷蔵庫で立てて保存すると良い。
さっと茹でてからカットして、冷凍保存も可能。
小松菜が少ししなっとしてしまった場合は、根元を少し切ってから水に5分くらいつけると葉がピンとしてきます。
ただし長く水につけすぎると風味や味わい、栄養が落ちてしまうので、時間は5分までにしましょう。
選び方・見分け方
葉は大きくてやわらかく、肉厚で色が濃い方が良い。
茎は短く厚く、ハリのあるもの。
茎が長く育ち過ぎたものはかたいことがあるので注意しましょう。
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